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就職と資格

卒業生のvoice

環境情報工学科(2012年から環境エネルギー学科)の卒業生に、入社後に体験したこと、実感している事を自由に話してもらいました。
仕事の内容、就職に対してアドバイスもしてくれているので、ぜひ読んでみてください。

【ネットワーク技術者】

株式会社ユアテック

総合電気設備業

佐々木 俊さん

(2013年 環境エネルギー学科卒)

CADや情報系の知識、物事を多面的に捉える力…即戦力となる確かな専門性が身につきました!

現在私は、電力を供給する送電鉄塔の強度計算や設計・調査業務に携わっています。この仕事を目指すきっかけは、やはり東日本大震災であったと感じています。ライフラインが閉ざされ、不安の中で生活を送っている時、一刻も早い復旧に向けて昼夜を問わず作業を続ける作業員の姿を目にし、私自身も人々の生活に必要不可欠な電力の供給を通して「灯り」という安心を届けたいと強く感じたからでした。
 仕事ではCADを使って鉄塔の設計を行いますが、大学で身につけたCADのスキルは即戦力になっていると感じています。パソコンを使用する業務が中心となるため、大学で数多く学んだ情報分野のスキルは欠かせないものとなっています。環境工学の講義や実験、研究室での学びを通して、仕事をする上で必要な物事を多面的に考える力も身につけることができたと思います。大学での学び、そして様々な出会いがあったからこそ今の自分があるのだと思います。そんな場を与えてくれた工大には感謝の気持ちでいっぱいです。

【環境・リサイクル系事務職】

株式会社サイコー

再生資源回収・廃棄物処分業

須貝 祐美さん

(2011年 環境エネルギー学科卒)

小さい頃からの夢を実現できる会社で胸を張って仕事をしています!

私は廃棄物を扱う会社で事務の仕事をしています。具体的にはドライバーが回収してきた資源(ダンボールや新聞などの紙類)の排出量を集計してお客様への報告書や請求書の作成など会社の下支えをする役割を担っています。大学では「ISO 学生サポーター」に所属して環境保全活動に取り組んできたため、入社1年目からISO 事務局※の仕事も任せてもらっています。また福利厚生として、畑作業を通し社員と社員の家族がしあわせを味わう『野や幸さいづくりプロジェクト』の立ち上げ・運営も担当しています。私は二つの川が流れる地域に生まれ育ちました。決してきれいと言える川ではなく、「いつかこの川をきれいにしたい」と環境に関わる仕事に興味を持っていました。就職活動をしていく中で、先生からリサイクル業界への就職を後押ししてくれる力強い言葉を掛けていただき、世の中に必要とされているカッコいい会社で、いま胸を張って仕事をしています。
 人生に影響を与えてくださった先生との出会い、仲間との時間…、工大での4年間は有意義なものだったと思います。

※ ISO 認証の維持に必要な社内業務の取りまとめ

【設備設計】

三建設備工業株式会社

設備工事会社

菅原 美幸さん

(2010年 環境エネルギー学科卒)

ヒートアイランド現象や省エネ活動に興味が湧き、環境問題に直接関われる仕事を選びました。

大学での学びを通して、エアコン等の排熱によるヒートアイランド現象や、省エネ活動などに興味が湧き、環境負荷低減に直接関われる仕事に就きたいと思っていました。はじめに設備業の存在を知ったのは、研究室の先輩がこの業界に進んでいたからです。同じ業界へ進んだ友人もいて、互いに刺激し合い、卒業後も切磋琢磨しています。
 私は、空調衛生設備の設計業務に携わっています。具体的には、お客様との打合せ、計算書作成、CADで配管やダクトルートの図面作成などを行っています。大学では「情報」の講義があったため、グラフ作成や表計算などエクセルを使っての計算書や書類作成は、スムーズに進められます。また内定後に希望して、建築学科のCAD の授業を受講したので、基本的な操作を身につけることができました。建築関係の知識がほとんどなかったので、大変役に立ちました。進んだ学科と違っていても、受けてみたい授業があれば、先生に相談してみるといいと思います。

■設備設計という仕事について
空調設備・衛生設備の設計業務。空間の快適性を決定づける重要な仕事。利用者の視点はもちろん、周囲への影響や環境負荷などを考慮しながら、検討していく。

【システムエンジニア】

トリオ システム プランズ株式会社

東日本システム統括部 仙台システム部 仙台第1システム課

木村 由佳さん

(2006年 環境情報工学科卒)

経験が〝きっかけ〟になる。つながりの大切さを日々、実感。

元々は文系志望だった私。ところが工大のオープンキャンパスに参加し、環境情報工学科の実験を見て「スゴイ、なんだか面白い!」と感じ、進学を決意。大学時代は「景観工学」について研究しました。一番町や定禅寺通を対象に、商店街に人を呼び戻すための施策などを考察。温度変化や交通量、観光客数など一年を通してそのエリアの調査を行っていたので、仙台のイベントについてもだいぶ詳しくなりましたね。その経験が、現在、お客さまとの会話のきっかけになったりもして、とても役に立っていると感じます。
 プログラミングに興味があったので、現在の仕事を志望。システムエンジニアとして企業の販売管理システムなどを開発しています。お客さまの要望を聞き取ることはもちろん、潜在的なニーズを探り出し、それをカタチにしていかなければならないので、コミュニケーションの大切さを日々痛感しています。「この仕事は木村に頼むよ」と、早く上司から指名されるように、自分から積極的に色々なことを吸収してスキルアップしていきたいです。